認知症検査(MCIスクリーニング検査)

認知症予防のための検査

MCIスクリーニング検査って ?

MCIスクリーニング検査まず「MCI」とは、「軽度認知障害」のことで、“健常者と認知症の中間の段階”を意味します。
普段の生活に支障はありませんが、放置していると、その半数以上のケースで5年以内に認知症に進行すると言われています。
「MCIスクリーニング検査」では、認知症の中でももっともよく見られる「アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)」に着目した、MCIを早期に発見するための検査です。
アルツハイマー病の発症とかかわりの深い「アミロイドベータペプチド」という物質に反応する3つのタンパク質を調べることで、MCIリスクを計測します。
検査は、採血のみです。

こんな方におすすめ

  • 物忘れが増えてきた、家族に指摘されたという方
  • 肥満傾向にある方
  • 糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病がある方

認知症の現状を知る

現在、65歳以上の高齢者のうちの約15%、460万人が認知症だといわれています。(MCIは400万人)
さらに2025年になると、65歳以上の認知症患者は700万人に達すると推測されています。
認知症の症状の進行を防ぐ薬はあるものの、未だ、認知症を根本的に治す治療薬・治療法というものは開発されていません。
MCIの段階であれば、認知症を予防したり、発症を遅らせることができます。認知症の予防に努めるということは、同時に生活習慣病の予防にもつながりますので、検査の結果にかかわらず、良いきっかけとして、生活習慣を改善されることをおすすめします。

MCIの段階で適切な認知症予防を

認知症の予防では、主に生活習慣の改善に取り組んでいただきます。特に運動は、元気な身体であってこそ、始められるものです。年齢を重ねたり、症状が進めばそれだけ習慣づけも難しくなりますので、今からできることを始めましょう。

運動

ウォーキングや軽いジョギング、水泳など、有酸素運動が有効です。筋肉を酷使する運動などは、ケガのリスクも高くなるため、できるだけ避けましょう。

食事

野菜や青魚などを中心とした、バランスの良い食事を摂りましょう。また、三食を規則正しく摂ることも大切です。

趣味

旅行、スポーツ、料理、音楽など、何でも構いません。楽しめる趣味を見つけましょう。地域のコミュニティに参加されるのも良いでしょう。

睡眠

脳と身体をしっかり休めましょう。日中に十分に活動することで、良質な睡眠をとることができます。

検査方法

各種検査MCIスクリーニング検査は、10ccの採血のみで終了です。レントゲン撮影などはありません。
認知症の中でももっともよく見られる「アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)」の発症とかかわりの深い「アミロイドベータペプチド」という物質に反応する3つのタンパク質を調べることで、MCIリスクを計測します。
検査結果は、2~3週間後に当院でお渡しします。

MCIスクリーニング結果報告書(サンプル)

TEL.078-351-4114
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